土壁の家
地域の森の木で作る伝統工法の家。伝統工房有限会社谷川設計事務所

工事に至るまでの経過と地盤調査

オーガーで地盤に穴を明けてセメント固化材を注入 地盤杭の完成

敷地が決まり、プランが決まったら地盤調査です。今回はスエーデン式の地盤調査をします。 予定建物の4隅と中心部の計5カ所の調査を行います。地盤は表面を見ただけではわかりません。地盤調査は必ず行ってください。
打合せを重ねながら細部の納まりまで決定し、本設計も完了しました。建築主の思いがいっぱい詰まった大切な設計図面です。
私たちは常に、設計図面に従ってすべての工事についての数量を拾い出し、単価を入れて詳細な工事予算書を作成しています。今回工事施工者からの見積書と私たちが作成した予算書を比べると約500万円の開きがあり、調整を重ねて交渉した結果、工事の品質を落さずに300万円をこえる値引きに成功しました。
私たちが予算書を作り、施工業者に数量と金額の根拠を示すことができたからです。 2003年5月に、無事契約をかわすことが出来ました。ようやくスタートラインについたという感じがします。

柱状地盤改良

地盤調査遠景 地盤調査遠景

地盤調査の結果、深さおよそ2mまでは非常に軟弱な地盤でした。表層地盤改良にするか柱状地盤改良にするか迷いましたが、最終的に直径500mmの径の柱状地盤改良を選択しました。写真は工事の時の様子です。 2mの長さのものを合計43本打ち、建物を支持することになります。 べた基礎には鉄筋が入ります。配筋検査は必ず行いましょう。鉄筋が設計図面通りに入れられているかは非常に重要なことです。
配筋が終わりコンクリートの型枠が入った段階で配筋検査をします。鉄筋の径、鉄筋の間隔、鉄筋のかぶり厚さ、鉄筋の本数、アンカーボルトの径と長さや位置と本数、端部の折り曲げ(写真のように必ず折り曲げてもらってください。)などについて検査をします。

鉄筋工事、コンクリと工事

スランプ試験 基礎配筋検査 基礎工事完成

スランプ試験をご存知ですか。コンクリートの性能を調べるのに、簡便な方法がこのスランプ試験です。これはスランプコーンという、上10cm、下20cm、高さ30cmの円錐台型をした鉄製の入れ物に、コンクリートを詰めて、上からそっと引き抜きます。コンクリートは柔らかいほど垂れ下がります。上から例えば18cm下がると、スランプ18といいます。数字が小さいほど堅いコンクリートになります。このことを施工軟度といいます。
柔らかいコンクリートほど施工性はいいのですが、コンクリートの性能は低くなります。私の現場ではスランプ15以下でコンクリートを打っています。ぜひスランプという言葉と意味をを覚えてください。写真は生コン車で現場に搬入したコンクリートをスランプ試験にかけてスランプの値を計測しているところです。左上に小さくスランプコーンが写っています。

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