土壁の家
地域の森の木で作る伝統工法の家。伝統工房有限会社谷川設計事務所

木材と木材加工

作業場に搬入されてきた木材 作業場に搬入されてきた木材

大工の作業場に木材が搬入されました。木材の品質のチェックを行います。産地の確認や、割れのひどいもの、そりが大きいものなどは取り替えます。
今回丸太以外は、人工乾燥材を使用しました。 乾燥温度や、乾燥時間など木材の繊維を損なわずに乾燥することができれば、人工乾燥を選択肢の一つと考えています。

大工による木材加工

木材加工 木材加工

大工とは、加工の間約3ヶ月は、ほぼ2〜3日ごとに作業場を訪れ、各部分の納まりや、木材同士の組み合わせについての確認や継手や仕口など、また梁や丸太の端部を外部にいくら出すかなどの寸法の打合せをおこないました。
梁の断面が少し不足ぎみのところが1カ所あり丸太梁に変更してもらいました。

加工が終わった木材

加工が終わった木材 加工が終わった木材2

加工が終わった木材です。柱と梁の仕口の加工状態を見ることができます。大工は板図(ベニヤ板などに縦横に符号を付けた平面図)1枚で柱と梁、梁と梁など複雑な立体架構を頭に入れて、木材を適格に刻んで行きます。

建前の準備

建前の準備 建前の準備、貫を入れ終えた軸

建前の準備です。厚さ3cm、高さ10.5cmの通し貫が45cm間隔で柱を貫通して挿入されます。大工が2人掛かりで通し貫を入れながら、部材を組み立てて建て上げの準備をします。
この通し貫が地震に対してしっかりと抵抗してくれます。 阪神淡路大震災にもこの通し貫を入れた伝統工法の家の多くが傾いた状態で倒壊を免れています。非常に粘り強さを発揮するのです。
この通し貫工法では、柱に通し貫を挿入しながら建てなければなりません。順序を間違えると貫が入らなくなり、柱を梁から引き抜いて貫を通し直してから、再度やり直すことになります。

建前

建前、1階組み立て 建前、棟上げ 建前、棟上げ完了

1階部分がほぼ出来ました。壁となる部分には通し貫が縦横に走っています。通し貫の部分には土壁の下地となる竹が組まれて行くことになります。上に見える梁組みはそのまま表わしになります。

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