土壁の家2
地域の森の木で作る伝統工法の家。伝統工房有限会社谷川設計事務所

基礎工事

基礎杭 捨てコンクリート 捨てコンクリート

基礎杭のコンクリートが打ち終わりました。この地域は西之島ですが、"石の島"と呼ばれているとおり、地盤調査の結果、地中70cm以下には玉石が非常に多く存在しており地盤の支持力としては安定した強度を持っています。当初は地中70cm位まで柱状地盤改良または表層地盤改良で行う予定でしたが、セメント固化材による地下の六価クロム汚染の不安から、ラップルコンクリート60cm角を全38個作り建物を支持することにしました。
写真は基礎配筋前の捨てコンクリートを打っている所です。捨てコンクリートは基礎コンクリートの品質を守る大切な役割をしています。かならず施工してください。

基礎の配筋 基礎の配筋 基礎コンクリート完成

配筋検査を行いました。鉄筋は異形鉄筋D13、縦横200mm間隔で上下2段組み、基礎にかかるせん断力に抵抗するために立ち上り筋の端部は180度折り曲げてあります。鉄筋の下には、捨てコンクリートが確認できます。
土間コンクリートは厚さ200mm打ちます。また型枠と鉄筋の間隔は土と接する部分は、最低60mm以上保つよう指示を出し、不足部分は鉄筋の組み直しをしてもらいました。
その他鉄筋どうしの重ね代は、所定の寸法に不足していた部分の手直しをしてもらいました。配筋検査が終わるといよいよコンクリート打ちの工程に入ります。コンクリート打設後、コンクリートの養生のために、中7日以上型枠を外さないよう指示を出してあります。 基礎工事はやり直しのきかない工事ですので、のちに後悔しないよう特に神経質になります。
鉄筋が組み終わりました。お施主さんはこの鉄筋の量に圧倒され、たいそう驚いていましたが、設計者自身、住宅にこれほどの配筋基礎が必要なのかと思うほどです。ただお施主さんは充分に満足された様子でした。

スランプ試験 圧縮強度試験

コンクリートのスランプ試験を行っているところです。コンクリートの設計スランプ値は12cmです。写真左下のコンクリートが半円形をしています。一般には18cmで行われているようですが、スランプ18cmではとても満足できるコンクリートは得られません。スランプ値は数字が小さいほどコンクリートは上に立ちます。
コンクリートのテストピースが写真右端に6本見えますが、1周強度3本、4週強度3本用でそれぞれ圧縮試験を行うためのものです。
右の写真は1週圧縮強度の試験風景です。この3週間後、4週圧縮強度の試験生コン工場における水中養生で3本試験を行った結果、3本の平均値は29.7N/mm2で設計強度21N/mm2を上回りました。

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