古民家に暮らす

地域の森の木で作る伝統工法の家。伝統工房有限会社谷川設計事務所

美しく蘇る古民家の改造工事。- 古民家で暮らそう。

同一建物の左写真は施工前現状。右写真は施工後完成。
施工前現状 施工後完成
 

古民家の魅力。

煤竹 古民家に対して、単に古くて暗いイメージをお持ちの方もいるのではないかと推察します。
でも少し見方を変えると、今まで気付かなかったものがいろいろと見えてきます。煤けた太い大きな差鴨居、その上に張ってある天井板、古い土壁、そして間仕切り壁に建て付けてある板戸や千本格子の板障子、舞良戸(板戸に縦や横に細い桟木を打ち付けた戸)などの建具、大黒柱や太い柱、黒光りする床板、小屋裏の曲がりくねった丸太、碍子引きの電気配線、電気笠、外を見れば古い屋根瓦、外壁の色漆喰など宝の山です。それらを廃材として処分してしまうのでしょうか。新たに手に入れることが困難で価値あるものばかりです。当時の職人の技を十分に堪能することができます。

写真 /  茅葺民家の屋中(母屋)および垂木に使われていたと思われる煤竹(すすたけ)。


当時、民家を作った職人の仕事ぶり。

差鴨居 以前、茅葺民家を解体した折、差鴨居を何本か譲り受けた内の1本で、仕口の部分を切リ取って保存しています。 大工が云うには、このようにほぞの部分を手仕事でまっすぐに切り出すことは、非常に難しいものだったそうです。
云われてみるとなるほど、他にもこの仕口を見ただけで手間のかかる仕事がしてあるのがわかります。この差口を見ていると、当時手間ひまを惜しまず、ただ愚直に仕事をこなす大工の顔が見えてくる気がします。大工にしてみれば、こういう仕事はきっと当たり前のことだったんでしょう。

写真 /  古民家に使われていた差鴨居の棹ほぞ部分。


古民家の実測。

実測資料 古民家の実測は、およそ1日~3日程度かけて丹念に行います。調査をおおまかに分けると、母屋の平面と縦方向の立面、屋敷の配置、民家の成り立ちなどに分けることができます。まずその家の間取りを取ります。次に各部屋の寸法を取ると、基準寸法(六尺)に対し伸びがあるかないかがわかります。柱や内法高さ、建具の寸法など、そして縦方向の調査、架構の調査、床下の調査などを行います。棟木などには、建物の上棟日、大工の名前などが記されている場合があります。また梁のほぞなどに記されていることもあり、そういう場合は建物を解体してはじめて記録を見ることができます。 屋敷全体の配置状態も調べます。付属建物、塀、門、東北地方で云う"いぐね"(屋敷林、新潟では"かいにょ"など。)なども調べていきます。写真撮影を行い、実測資料にまとめます。


  • 古民家の実測調査をお引き受けします。

    急速に失われて行く残り少ない古民家を、生活の場としての保存と補強に取り組んでいます。 ただ古いというだけで、かけがえのない祖先からの財産を無にしてしまうのを見るにつけ、残念でなりません。
    民家は魅力にあふれています。適切に手直しをすればこれから先、世代を継いで長く快適に住み続けることができます。 次のような方、ご相談ください。

    1). 古民家にお住まいの方でこれから先長く住み続けたい方。
    2). 空家になった古民家を所有し、将来そこに居住したいとお考えの方。
    3). 住み続けたいが、耐震性等の安全性に不安をお持ちの方。
    4). 古民家の記録を後世の家族に伝えておきたい方等
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